トーカイカラーステンAL

トーカイカラーステンAL



カタログPDF(294KB)

製品紹介

Ti入り11Cr鋼の加工性を高めた材料にアルミめっきを施し、耐食性と耐候性を向上させたステンレスNSA1 NSSC409Lに、機能性(耐摩耗性・遮熱性等)を加えた、耐久性樹脂塗料(ポリウレタン系樹脂)を焼付塗装したステンレスの鋼板です。
商品名原板規格特徴
トーカイカラーステン304SUS30418Cr-8Ni鋼
トーカイカラーステン316SUS31618Cr-12Ni-2.5Mo鋼でSUS304に比べ耐食性が良好なステンレス鋼
トーカイカラーステン430SUS43017Cr鋼
トーカイカラーステン220MNSSC220M22Cr-1.6Mo-Nb,Ti-LC,N鋼で耐食性に優れるステンレス鋼
トーカイカラーステンFW2NSSCFW216Cr-Sn-LC,N鋼でSUS304と同等の耐食性を持つステンレス鋼
トーカイカラーステンALNSA1 NSSC409LTi入り11Cr鋼の加工性を高めた材料にアルミめっきを施し、耐食性と耐候性を向上させたステンレス鋼

主な機能

製品の特徴

[耐食性]

腐食が起こりやすい状況でも強い

軒下部分のように直接雨水による洗浄効果がない場所では、通常腐食が起こりやすい状況です。湿気を含んだ腐食原因物質が濃縮しやすいこのような状況でも、腐食が起こりにくくしました。優れた耐食効果を発揮します。

[遮熱性]

高い遮熱性により温度上昇を抑える

塗膜に近赤外線を反射する顔料を採用。遮熱性が高く建物への温度上昇を抑えます。近赤外線は物体に吸収されるとその温度を上げますが、優れた近赤外線反射効果により、屋内への熱伝導を少なくします。近年、屋根材などに広く用いられています。

[耐摩耗性]

摩耗に強く傷発生を抑制

塗膜内に骨材を添加することで素材に対する傷発生を抑制しました。さらに表層のワックス材が擦り傷の発生も軽減!従来ポリエステル塗料製品と比較した実験で、多くが塗膜が減少するタイミングでも摩耗が生じず、およそ2倍を超える耐摩耗効果が得られました。横滑りの傷つきに加え、垂直方面からも傷つき防止効果を発揮します。

[耐酸性]

酸性雨による建物の劣化から守る

近年環境問題ともなっている酸性雨は、建物・コンクリート・橋梁・自転車までひろくの劣化、赤さびやブリスターの発生が数多く報告されています。当社では塗装鋼板の耐酸性能を向上させ酸性雨による劣化から守る機能を実現しました。


構造図

製品案内

■BASE METAL
 (原板種類)
ステンレス鋼板(NSA1 NSSC409L)
■呼称製品名塗装ステンレス鋼板
■塗料名ポリウレタン系樹脂塗料


特徴



1耐食性に優れている。
原板はNSSC409Lにアルミめっきを施したステンレス鋼をベースメタルとしているため、優れた耐食性能を有しています。めっき層のCr濃度が高いため大気中のめっき層の腐食減量は普通鋼アルミめっき鋼板より少ない値を示しています。また、アルミめっきを施すことによりアルミが犠牲防食を発揮するため、切断面や傷つき部に長期間赤錆の発生はありません。

端面部暴露試験結果

種類板厚メッキ付着量
(g/m2/両面)
端面部
NSA1NSSC409L
(ステンレスアルシート)
0.75200
普通鋼
アルシート
0.50200
暴露試験条件
暴露場所:新日鐵住金株式会社 八幡製鉄所構内
暴露期間:2年二カ月(H2.8~H5.10)



2熱膨張係数が低いため建築外装(屋根・外壁)材に適している。


3塗装耐久性に優れている。


熱膨張係数